林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 書評 Facebook Amazon 忍者ブログ
東急不動産東急リバブルのマンションだまし売りや不誠実な対応、東急不動産係長脅迫電話逮捕事件、東急コミュニティーの杜撰な管理、東急建設談合、東急ハンズ過労死、東急ホテルズ食材偽装などを紹介します。
【PJニュース 2010年11月18日】東京都世田谷区の住民が二子玉川東地区第一種市街地再開発(二子玉川ライズ)の差し止めを求めて提訴した訴訟の控訴審判決が2010年11月11日に東京高等裁判所で言い渡された。判決で住民側の控訴は棄却された。住民側は不当判決と抗議し、最高裁判所への上告の意向を示した。

第1回口頭弁論で結審してしまう控訴審も少なくない中で、再開発差し止め訴訟の控訴審は証人尋問を行うなど住民側の問題意識に応えて丁寧に審理していた(林田力「二子玉川再開発差し止め訴訟控訴審証人尋問(上)」PJニュース2010年4月14日)。
http://news.livedoor.com/article/detail/4717010/

それ故に住民側には判決への期待もあったが、それは完全に裏切られた。大多数の住民にとって判決は理解不可能であった。住環境悪化を認めながらも、対処されない。東急電鉄や東急不動産は大手を振って再開発を進め、二子玉川の街と住民に「あかんべえ」ができるのだから。
住民側は人格権、環境権、住民のまちづくり参画権に基づき、再開発の差し止めを求めた。住民側は憲法13条、25条などに基づく人権として十分に成熟した重要な権利と主張する。これに対して判決は以下のように述べて、住民側の主張を退けた。
http://news.livedoor.com/article/detail/5147856/
http://www.pjnews.net/news/794/20101117_6

「控訴人らが侵害されたと主張している個別の権利ないし法的利益を包摂する権利としては、人格権ないし人格的利益をもって足り、これとは別に環境権や住民の『まちづくり参画権』を認めるべき憲法上の根拠は見出せないし、これらが憲法上の権利として成熟しているということもできない。」(判決書24頁)

その上で判決は人格権侵害の有無について判断する。控訴審で住民側は洪水被害について主張立証に力を入れた。二子玉川ライズの人工地盤が雨水を堰き止め、周辺地域の洪水被害を激化させるという問題である。この点について判決には注目すべき内容があった。

「都市再開発事業は、規模が大きく周囲への影響が大きいことや、公的支援を受けて行われる事業であるから、公共的な観点に立つ配慮をなすべきであることなどから、その配慮に著しく欠け、周辺住民の洪水被害を拡大する認められるときは、不法行為を構成することがあると解される。」(判決書26頁)

これは一般論として周囲への影響が大きく、公的支援を受ける都市再開発事業に対し、周辺住民の洪水被害を拡大させないようにすることを要求したものである。これは洪水等の災害を未然に防ぐ責務は第一次的に国にあり、再開発組合は関係ないという再開発組合の主張を理論としては排斥したものである。

しかも、判決では上記の前段で個人レベルの対策が不法行為を構成することはないとする。たとえば個人が自己の敷地をコンクリートに舗装することも、周囲に雨水の流出を増大させることになる。また、盛り土をすれば洪水流の侵入を阻止することになる。これらは個人レベルでは問題ないが、影響力が大きく、公的支援を受けた都市再開発事業で行った結果、周辺住民の洪水被害を増大させれば不法行為となる。【つづく】
林田力「『蒼天の拳』朋友への熱い思いで大団円」リアルライブ2010年11月22日
http://npn.co.jp/article/detail/25043148/
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08 2017/09 10
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
HN:
林田力『東急ハンズ過労死』
HP:
性別:
男性
職業:
『東急不動産だまし売り裁判』著者
趣味:
読書
自己紹介:
林田力『東急不動産だまし売り裁判20東急ハンズ過労死』は東急ハンズ過労死事件を特集する。東急ハンズでは心斎橋店員が長時間労働やサービス残業強要、パワハラで過労死した。神戸地裁は過労死を認定し、東急ハンズに7800万円の損害賠償を命じた。東急ハンズはブラック企業大賞にノミネートされた。
東急ハンズは東急不動産の子会社である。東急不動産だまし売り裁判と東急ハンズ過労死は東急不動産グループが消費者にも労働者にもブラック企業であることを示している。東急不動産ではトラブルになった顧客に係長が脅迫電話を繰り返した逮捕された事件も起きた(林田力『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』Amazon Kindle)。
バーコード
ブログ内検索
東急不動産工作員は言葉の意味を少しも  HOME  東急電鉄がニュータウン管理組合と係争=静岡(下)林田力

material:web*citron  template:ゆずろぐ

忍者ブログ [PR]