林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 書評 Facebook Amazon 忍者ブログ
東急不動産東急リバブルのマンションだまし売りや不誠実な対応、東急不動産係長脅迫電話逮捕事件、東急コミュニティーの杜撰な管理、東急建設談合、東急ハンズ過労死、東急ホテルズ食材偽装などを紹介します。
12月12日、東急リバブル渋谷センター(渋谷東急プラザ)6階会議室にて協議が行われる。電話で大島は「建物の入口でお待ちしています」と言っていたが、11時になってもいなかった。不安の微粒子が原告の心で踊りまわった。自らエレベータで6階まで上がる。
東急リバブル渋谷センターの受付で来訪の目的を告げる。
「アルス契約取消しの件で藤田お客様相談室長代理と協議に来ました」
受付の担当者は困惑の色を浮かべた。「何も聞いていない」という様子であった。受付担当者は「確認する」と言って、その場で待たされた。東急リバブルには訪問客を待たせる習慣があるようである。
しばらく待つと、中年の小柄な男性がやって来た。男性の顔にははっきりした挑戦ではないが、どことなくこちらの怒りを誘う大胆さがあった。それは見る者の胸に不快な気分を醸し出す表情であった。闇の深淵から立ち現れた怪物のような目つきをしていた。原告は男性から忌避すべきものを感じ取った。
男性は「こちらへ」と言って原告を案内した。男性が案内する廊下は静まり返って薄暗く、古い時代のトンネルを思わせた。原告の足は上手く運ばなかった。まるで何者かに呼ばれて一歩ずつ海の深みに踏み込んでいく動物のようであった。
この男性についていくことは、得体のしれない野獣の住む穴に入っていくような気がした。奈落に落ちていくような不安があった。地の底を越えて、更に奥まで引きずり込まれていきそうであった。腐臭漂う盗賊の巣窟に足を踏み入れる方が、まだ気楽だった。
原告は「やむをえない」と自分に言い聞かせ、ついていく。
男性は扉を開けた。暗く冷たい空気が微風となって流れ出た。通された先は会議室であった。文字通り会議室である。絵が飾られていたり、年代物の調度品が置かれたりすることはなく、殺風景なただの会議室である。全てが外界との接触を拒絶する冷ややかさに満ちていた。室内は乾いて埃っぽい空気に満たされていた。
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プロフィール
HN:
林田力『東急ハンズ過労死』
HP:
性別:
男性
職業:
『東急不動産だまし売り裁判』著者
趣味:
読書
自己紹介:
林田力『東急不動産だまし売り裁判20東急ハンズ過労死』は東急ハンズ過労死事件を特集する。東急ハンズでは心斎橋店員が長時間労働やサービス残業強要、パワハラで過労死した。神戸地裁は過労死を認定し、東急ハンズに7800万円の損害賠償を命じた。東急ハンズはブラック企業大賞にノミネートされた。
東急ハンズは東急不動産の子会社である。東急不動産だまし売り裁判と東急ハンズ過労死は東急不動産グループが消費者にも労働者にもブラック企業であることを示している。東急不動産ではトラブルになった顧客に係長が脅迫電話を繰り返した逮捕された事件も起きた(林田力『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』Amazon Kindle)。
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